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タイルの話

ちょうど今、大阪の藤田美術館で616日まで開催されている「開館60周年 特別展」で、曜変天目茶碗が公開されています。

曜変天目茶碗とは、中国の南宋時代(12世紀)に作られたという茶碗で、この地球上に現存するのは日本にある3(一説には4)のみと言う、黒く深い地に青く光る星が無数にちりばめられた、世にも美しい茶碗です。

大阪の藤田美術館、東京の静嘉堂文庫、京都の大徳寺龍光院が所蔵しているものがあるのみなのです。一説には滋賀のMIHO MUSEUMにあるものと、織田信長とともに本能寺の変で失われてしまった、計5個が日本にあったとも言われています。

焼き物は、このように長い年月を、美しい外観を保つことができる、耐久性のある材料です。

建物の外壁にも、焼き物の一つであるタイルを用いることで、外壁の耐久性を上げ、見た目にも高級感を感じられるようにすることが出来ます。

耐久性があるとはいえ、タイルも時間が経てば汚れもついてきますし、少し古びても来ますが、タイルの持つ表情は、他の素材に比べ経年変化が即劣化につながらないものなのです。

よく味が出るという風に表現しますが、古くなることがすなわち悪くなることではないということです。

建物の外壁にタイルを使うことは、建物にとって良いことではありますが、如何せんコストもかかってしまいます。

当社では、コストを抑えつつ壁のタイル貼りを実現するために、タイルの窯元と直接タッグを組み、オリジナルのタイルを作り上げ、当社のマンションの壁に使用しています。

タイル貼りの外壁とすることで、建物の表情が豊かになり、他物件との差別化も図ることが出来ます。

今のところ1色のタイルをオリジナルタイルとして用意していますが、順次バリエーションを増やし、より豊かな表情と、耐久性の実現を目指し、付加価値を高めていくよう努力をしています。

 

藤和エンジニアリング  木原 数文

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