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所有者によって変わる交渉のしかた

今回は土地値交渉術のお話しをさせていただきます。

私のところには毎月多数の情報が入ってきますが、
まず初めに確認することがございます。

それは地形と値段、また所有者が個人か業者かを確認することです。

実は所有者が個人か業者かで交渉が変わります。

例えば個人ですと交渉に時間がかかることが多くなります。
どうしても私的部分が絡んで参りますので、
少しでも高値で売りたいとの感情が出まして、
金額をまとめにくくなることがございます。

しかし業者ですと交渉が早くまとまることが多いです。
何故かと申しますと、業者が所有してます土地になりますと、
仕入金額が明確となっておりますので、いくら以上で売ることが出来れば、
これくらいの利益が確定するとわかるからです。

あくまで一般論でお話ししますと、
例えば業者が2割利益を上乗せして売値を確定させるとします。
仮に3,000万円の売地を業者が所有しておりますと、

3,000万円×0.8=2,400万円(この600万円を利益としたい)

当然ですが土地を購入する時には仲介手数料やその他諸経費がかかります。
ざっくりではございますが、200万円ほど見たとしまして考えますと、

2,400万円-200万円=2,200万円(仕入れ値)

上記のような想定ができます。地場や状況に応じて、この価格を見極めます。

あとは売主と我々がWinWinの関係になる最善の交渉を行えばよいのです。
ここで気をつけなければならない事がございます。

それは我々だけが良い思いをして業者を泣かせてしまうと、
これから先のお付き合いが断たれてしまう可能性があるからです。

売主側の思惑を対話を通して見極め、我々の希望価格の指値をしていく。
より良いお買いものをするにはとても大切な事です。

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