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新築大家さん 社長ブログ

2010年07月28日

気をつけて!!不動産投資の中古物件の落とし穴

1年位お付き合いしているお客様より突然連絡をいただきました。
「明日契約するのですが、ちょっと不安で見てください」
弊社の会員様なのですが、なかなかお目当ての物件が見つからず(立地と期待利回が高い)
以前に声を掛けていた不動産会社から勧められるままに、
我慢できずに契約をしてしまう会員様がたまにいらっしゃいます。
「お宝物件」を待つ内に、
「早く買いたい」気持ちが先行してしまうようです。

しかし、大事な投資となりますので判断を誤ると大変な事になります。
不動産投資はじっとチャンスを待つ事も大切です。

話は戻りますが、下のような物件で、現在調査会社にお務めの方なのですが、
将来起業をしたときに、既存アパートを解体し、事務所兼賃貸アパートに建て替える計画だと言う事でした。送られてきた物件のマイソクはこれです。

「あっ!。。。。これはもしかしてまずいのでは」
会員様の計画で何がまずいかわかりますか?落とし穴があるんです!

20100727_01.png













20100727_03.gif
答えは「通路」です。
道又は道路には色々な定義がありルールがあります。
詳しくは割愛しますが、セットバックが必要な道路もあります。
この場合の通路は建築基準法第42条2項みなし道路になり
建築の建て替え時には道路中心線より2メートルの位置までセットバックになります。

従って将来建て替するときに建物の幅が取れずに、(1.1メートルセットバック)間取りにかなりの制限を受ける事を意味しています。

その事を伝えると
「そんな説明は受けていない、将来建て替える事も不動産担当者に話しているのに・・」
「通路は裏土地所有者の私道なので問題ないと言われました。」

私は、明日契約ならば売買契約書と重要事項説明書が有るはずなので、
FAXを頂けるようお願いすると、
「持っていない。明日、実印と手付金を持ってくるように言われているだけで、
説明は当日すると言われている。」

契約するときは、契約書と重要事項説明書は必ず契約前に読み合わせをして、
必要であれば、他の専門家か弁護士にチェックしてもらう事をお勧めします。

確かに契約時に重要事項説明書の説明を宅建主任者から受けるのですが、
その場で「おかしい」とか「問題があるので契約を辞める」
なかなか言えないものです。
ましてや重要事項説明は買主の希望を満たすものではないのです。

「担当者に伝えていたとか」「大丈夫と言われた」
等とは契約以後は通用しないのが実情です。
契約よりも契約前のチェックが大切です。

土地は建物を建てる為に取得するのが大半です。
しかし不動産の専門家に相談はしても建築の専門家に相談する事はごく稀です。

不動産業者の取引は現状の物の取引が多く、
将来の建物のビジョンまで考えて取引していませんし、
土地の事はよく知っていますが、建築実務の事になると、
ほとんど知識がないのが実情です。
私たちは土地を得る事よりも収益を得る事を目標にしなければなりません。

おかしいと思ったら、遠慮なく建築のプロにご相談ください

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